在 宅 医 療



 老衰、脳溢血後遺症、がん末期などで寝たきりの患者さんをご自宅でお世話している方が増えております。そのような方をお世話するのが在宅医療です。医療制度改革によって、慢性期の患者さんは病院に長く入院していにくくなっております。そのような場合、尿が出にくい、褥創が出来た、などというような不都合に対して医師が患者さんの所に定期的に伺ってお世話するのが、在宅医療です。
 特に、がん末期の患者さんは、ご家族とともに人生の終末を愛情に包まれながら過ごす、ということは大変有意義なことです。
 最近は、子供がご家族の死に会うことがなく、そのために命の大切さを知らずに大人になり、子供に愛情をもてない、とか虐待などにつながるとも指摘されております。
 大切な人をを病院任せにせず、自分達で世話をして、最終的にはご家族で看取る、それが在宅医療です。
 そのようなことにお手伝いできれば、と考えております。


 当院は盛岡市医師会在宅医療病診連携システムに参加しています。